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働き方改革先進企業

長時間労働の削減、生産性向上等「働き方改革」を進めることは、企業の「経営戦略」の一つです。
「働き方改革」を先進する課題解決実践企業を紹介します。

漁業用餌料の販売、冷凍食品および水産食品の販売ならびに冷蔵倉庫等フジ物産株式会社

フジ物産株式会社
所在地
静岡市清水区大坪2-5-32
代表者
山﨑伊佐子
業種
漁業用餌料の販売、冷凍食品および水産食品の販売ならびに冷蔵倉庫等
従業員数
総従業員数(常用雇用の非正規も含む)/134名 ・男性/106名 ・女性/28名・ 60歳以上/19名 ・外国人/1名
取り組み
新たな可能性と無限の潜在力を 予感させる外国人の活躍|他社との差別化を図るための外国人雇用。彼の働きや人となりは、今や海上部においてなくてはならない存在となっている。

ダイバーシティ(多様な人材活躍)推進の道のり

「背景」
ライバル社との差別化を模索
海上部が担っている「マンニング事業※」において、競合他社との差別化戦略の一環として取り組んだのが始まり。インドネシア語の話せる日本人ではなく、日本語に長けているインドネシア人を採用した。
※インドネシアの船員を派遣し、フォローやケアなどを行う事業のこと

「取組み内容」
文化の違いを理解し認める
インドネシア出身のマドさんはイスラム教徒。宗教的に難しいことや出来ないこと、会社への要望を社長自ら聞き取り、一つ一つ対応。それに対し周りも戸惑うことなく多様性を受け入れ、理解しているという。

「成果・変化」
言葉のニュアンスの違いがなくなり、信頼関係がアップ
インドネシアの船員が自分の言葉で本音を話せる場ができ、ちょっとした相談もしやすい体制ができた。より良い信頼関係を築けたことが、他社との差別化に繋がっている。

お互いが働きやすい環境づくりは 異なる文化への広い理解から

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漁業を営む家庭で育ったマドさん。母国インドネシアの水産学校を卒業し、日本でカツオ漁船に乗っていた経験があります。その後、静岡の大学へ編入。日本で働きたいという思いから、縁あってフジ物産の会社説明会に参加したところ、カツオ船での経験を買われて入社となりました。
入社の際、山﨑伊佐子社長から「イスラム教のことやインドネシアのこと、会社への要望はすべて聞かせてほしい」と言ってもらえたことが、マドさんはとても心強かったそう。会社側も言葉通り彼の希望を受け入れ、男子ロッカーの一部をお祈りの場として使用することや、重要な務めである金曜礼拝への参加も許可しました。沖縄への社員旅行でも、豚肉とアルコールの摂取が禁じられていると知っているため、周りが気遣ってくれたとか。
「インドネシアには『学ぶことは時間に限りがない』ということわざがあります」とマドさん。これからもこれまでのように常に勉強していきたい、と目を輝かせます。

「インドネシアと日本をつなぐ架け橋になりたい」 彼の思いは着々と現実に

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インドネシア人の船員に対し指示を出す際、「日本人である私がするのと彼がするのと、その反応が違うのがよくわかります」と苦笑いするのは、入社22年という海上部課長の鈴木さん。これまで船員とのコミュニケーションに大きな問題はなかったものの、主言語の違いをストレスと感じたこともあったかもしれない、と話します。しかし、マドさんなら、インドネシア語の細かなニュアンスまでしっかりと受け取ってくれる……そんな安心感から、彼への信頼度は着々とアップ。それはもちろん社の信頼獲得に大きく貢献しています。
船員からは「今までありがとう。またフジ物産から船に乗ります」、そして船主や船頭からは「次の航海もマンニングをお願いします」との言葉が聞かれるとか。軌道に乗り始めてから成長の一途を遂げているマンニング事業。
外国人を雇用することに対し、会社全体が柔軟に対応できるようになったことも成果のひとつ。マドさんの入社が大きく影響しています。

海外からの貴重な人材の意見を取り入れ 永続的な成長とチャレンジを

マンニング事業は、ほかからの新規参入が難しい反面、働き方がマンネリ化してしまいやりがいを見失ってしまうこともあるそう。そんななか「フジ物産は働きやすい」との噂を聞きつけ、自主的に移籍してくる船員もいると言います。マドさんの目標は「1年後にマンニングの人数を500人にすること」。そして、海上部の目標は3つある海外拠点を活用し、新しい展開を始めること。どちらも多様な人材とその活躍が必須であることは言うまでもありません。

担当者からひとこと

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海上部課長 鈴木祐二

海上部は、弊社のなかでも特に外国人が活躍の可能性が大きいフィールド。個人的にはもっともっと外国人採用を進め、新しい風を取り入れたいと考えています。

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