いきいき職場づくりでワーク・ライフ・バランス実現!静岡県わくわく働くナビ!

働き方改革先進企業

長時間労働の削減、生産性向上等「働き方改革」を進めることは、企業の「経営戦略」の一つです。
「働き方改革」を先進する課題解決実践企業を紹介します。

人材サービス事業有限会社キタガワビジネスサービス

有限会社キタガワビジネスサービス
所在地
静岡市清水区東大曲町9-10
代表者
北川攝子
業種
人材サービス事業
従業員数
総従業員数(常用雇用の非正規も含む)/130名 ・男性/90名 ・女性/40名 ・60歳以上/50名
取り組み
経営課題を解決に導いた シニアの活用とさまざまな「カイゼン」|業務の見直しに始まった経営改善は、人手不足だけでなく、ワークライフバランスの実現をも叶える結果に。

ダイバーシティ(多様な人材活躍)推進の道のり

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「背景」
きっかけは製造部門における人手不足
高齢者といっても、まだまだ元気な方が多い昨今。多彩な経歴を持ち勤労意欲の高いシニア層のポテンシャルは労働力として戦力になるのではないかと考え、ダイバーシティへの取組みを加速させた。

「取組み内容」
高齢者活躍には不可欠な「カイゼン」
シニア層が働きやすい環境の改善を最優先事項とし改善チームを結成。定期的にミーティングを行い、作業場の棚の配置や高さ、掲示物の色など現場の声に耳を傾け、小さな困りごともなおざりにせず、今もなお改善を続けている。

「成果・変化」
離職率と残業が大幅に減少
定年後にシニア採用された望月さん(70代男性)は、元営業マン。「今はストレスもなく仕事が楽しい。前より健康になりました」と笑顔を見せる。離職率の低下は働きやすさの表れであり、残業の減少は仕事効率のアップにほかならない。

小さなカイゼンを積み重ね 誰もが活躍できる環境を作っていく

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以前は公認会計士だったという北川さん。2013年に活躍の場を東京から静岡に移し、取締役に就任しました。北川さんは、前職の経験を活かし業務の見直しをスタート。製造部門における人材が十分でないことを懸念してのことでした。そこで着目したのがシニアの人材活用。高齢者でも無理なく働ける環境へ「カイゼン(改善)」すれば、人手不足という慢性的な悩みも解決するのではないか、と考えたそう。
「煩雑だった作業も、細分化してみるとひとつひとつは思いのほか“やさしい”作業。これなら、シニア世代にも活躍してもらえると考えたのです」。
カイゼンは作業の細分化にとどまらず、作業場の棚の配置や高さ、掲示物の色といった細かな部分にも波及していきました。

終わらない「カイゼン」で 続けるソリューション

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業務や職場環境のカイゼンは、高齢者だけでなく「すべての社員」にとっても良い影響を与え、離職率の低下、残業やクレームの減少といった数字にも顕著に表れ始めました。また、若手社員とシニアが分け隔てなく「同じ仲間」としてコミュニケーションをとっている姿は、会社の活性化にもつながっていると言います。
いいことずくめのカイゼンですが、初めは「今までのやり方を変える必要があるのか?」と否定的な意見も少なくなかったとか。しかし、実際に作業効率が上がってきたことを目の当たりにし、反対していた社員も積極的に取組むようになってきました。パート社員の坂本さん(70代女性)も「取締役は『こうしてほしい』っていうとすぐに聞いてくれるから助かるわ」とにっこり。お客さまが来たときに、きれいな会社だと言われたいからと、自ら進んで早めに出勤し、社内の清掃をしているそう。
「坂本さんのおかげで、社内がいつもきれいです」と北川さん。「これからもカイゼンチーム一丸となって、働きやすい環境を作っていきます。カイゼンは終わることはありません!」

「インクルーシブに働き方をデザインする」 いちぼし堂から、新たな取組みをスタート

カイゼンにより、キタガワビジネスサービスの企業力をさらにアップさせた北川さん。次に手掛けたのは、ワークスペースと保育所がひとつになったコワーキングスペース「いちぼし堂」の運営でした。
「これまでの経験を活かし、静岡とそこに住まう人たちの魅力をもっともっと発信できるような取組みを続けていきます」と北川さん。老舗企業の若き経営者の挑戦に、これからも目が離せません。

担当者からひとこと

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取締役 北川信央

高齢者だけでなく、社員の多様性を大切にするのがモットー。人柄重視の採用で、一人ひとりが自分らしく働き、個々の能力を十分に発揮できる環境づくりに努めます。

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