いきいき職場づくりでワーク・ライフ・バランス実現!静岡県わくわく働くナビ!

働き方改革先進企業

長時間労働の削減、生産性向上等「働き方改革」を進めることは、企業の「経営戦略」の一つです。
「働き方改革」を先進する課題解決実践企業を紹介します。

ドラム缶等の製造・再生有限会社富士エコティック

有限会社富士エコティック
所在地
静岡市葵区長尾740
代表者
古本ひとみ
業種
ドラム缶等の製造・再生
従業員数
16名(男性15名/女性1名)
取り組み
一歩ずつ進化、少しずつ改善 それでも着実に「変えていく!」

働き方改革のステップ

「取組みのきっかけ」
2014年、事業領域を拡大すべく、藤枝市内のドラム缶更生会社を取得したが、設備が老朽化しており故障は頻繁、手作業も多く一向に残業が減らなかった。従業員も疲弊の一途を辿るばかり。このままでは「誰も幸せになれない」と、効率の良い労働環境づくりをスピードアップさせた。

「目指す姿」
残業をしなくても収入アップが望め、気持ちにもゆとりができ、生活を楽しむ余裕が出ることで仕事に対する意欲も上がる。そして、会社の繁栄を自分のことのように喜べ、ここで働いていることを誇りに思える会社にする。

推進担当者からのコメント

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代表取締役 古本ひとみ
取締役 中川 由香

「取組みの工夫、苦労した点など」
残業が減れば当然所得も減るだろう。そんな不安をもつ従業員も少なくなく、残業しなくても生産効率を上げることで給与は上がる、ということを理解してもらうのに苦心しました。また、モチベーション向上のため、これまでなかったボーナスの支給も行いました。

「働き方改革 これからの課題と取組み予定」
弊社の働き方改革は、話し合いを重ね計画を立て、とにかくやってみる。そしてダメなら次の手を考え、少しずつ改善していく、という手法です。これからも「感謝と誠意」を忘れず進化し、まずは県内企業従業員満足度No.1を目指し、努力を続けます!

老朽化設備による不良品発生や機械トラブルによる残業時間を削減

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効率化をはかるために設備投資を決断。ドラム缶の蓋を洗浄する機械を導入する前は、1枚洗浄するのに20秒、必要人員は3名。しかし、オーダーメイドの洗浄機を導入したところ、30秒で5枚洗浄できるようになったうえに人員も1名で十分となった。

生産ラインの各工程が属人化しているため、欠員・休暇人員のフォローができない

基本の持ち場を固定しつつ、その他のラインを3~6か月でローテーションで受け持つ人員配置に変更した。全員が生産の流れを把握でき、人員が足りないところにすぐにフォローできる体制ができた。

配送ドライバーの労働時間削減に対する意識改革

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取引先企業へ納入時間の交渉を実施、ルート配送・配車の見直しを実施。さらに、ドライバーの意識改革のため、作業内容や就業時間、帰社予定時間や実際の帰社時間、そして累計残業時間をホワイトボードに記入することを徹底させた。長時間労働削減の意識づけがなされ、個々の残業時間が大幅に削減された。
最新の機器をいれ(シガーソケットに指すとGPSで居場所走行、停止などの運転記録、危険運転、急ブレーキ速度など)帰社時間を測定し残業時間を逆算しながらオーバーしそうなときは積み荷をあらかじめ工場作業員が積み込む又は帰ってくるまでに工場内の作業を終え皆で荷下ろしを手伝うなどして多能工的な仕事をし、残業時間の削減にとりくんでいる。

「残業代が減る=給与が減る」という思い込みを払しょく

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残業代が減った分、支給額が減らないように、賃金体系を一から改善。明確な支給基準のなかった運送手当をなくし、無駄な残業をせず、効率の良い仕事をすることが収入に反映される仕組みづくりを継続して行っている。

コミュニケーションの活性により、協力し合う風土に

月1回の土曜出勤に、バーベキューや流しそうめんなどを行う交流会を実施。コミュニケーションが活性化され、さらに長時間労働の削減で時間的余裕ができたことで、別の部署の仕事を手伝ったり協力したりする関係性が生まれた。

成果や変化

ドライバーの残業時間は、2018年10月の時点で80時間を超えるドライバーもいたが、2019年1月には40時間を下回る者も。それにより、長時間労働が削減され体力、気持ちともにゆとりができたせいか、以前よりずっと笑顔と会話が多い会社になった。

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