いきいき職場づくりでワーク・ライフ・バランス実現!静岡県わくわく働くナビ!

働き方改革先進企業

長時間労働の削減、生産性向上等「働き方改革」を進めることは、企業の「経営戦略」の一つです。
「働き方改革」を先進する課題解決実践企業を紹介します。

タクシー事業、コミュニティバス事業石川タクシー富士株式会社

石川タクシー富士株式会社
所在地
富士市吉原4-10-9
代表者
佐野充弘
業種
タクシー事業、コミュニティバス事業
従業員数
総従業員数(常用雇用の非正規も含む)/86名 ・男性/71名 ・女性/15名 ・60歳以上/51名
取り組み
多様な働き方と女性の活躍が これからのタクシー業界を強くする|フレキシブルな勤務体制への取組みにより、「タクシードライバーの働き方」に対するマイナスな印象の払拭に成功。

ダイバーシティ(多様な人材活躍)推進の道のり

「背景」
ドライバー不足の深刻化
タクシードライバーの人材不足は深刻化の一途を辿っていることから、6~7年前より積極的に女性を採用。ドライバーの女性比率は約20%に上る。全国平均が3%に満たないことからも、ダイバーシティへの取組みは顕著だ。

「取組み内容」
フレキシブルな勤務体制の承認
子育てや家庭との両立を可能にすべく、「4勤1休」「24時間体制」といった従来の勤務体制だけでなく、個々の要望にも対応。学校行事や家族の体調不良による急なシフト変更にも、柔軟に対応できる環境を整えた。(現在は、深夜2:00までの営業時間)

「成果・変化」
「安心できる」「楽しかった」との声が
「女性ドライバーで安心できた」「車中の会話が楽しかった」など評判は上々。初めて乗った客がタクシーを降りる際に「次も石川タクシーさんに乗るわ」と笑顔を見せることも増えたという。

個々に合わせた勤務体制の多様化が 女性活躍の場を拡大

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始まりはやはり人材の不足。一人でも多くの人材を求めるため、女性採用をスタートさせました。タクシードライバーというと、「深夜も働かなくてはならない」「休みも不規則」といったマイナスイメージを抱いてしまいがち。しかし、石川タクシー富士では、女性に限らず「昼間の勤務だけ」という就業スタイルを取り入れました。また、女性ドライバーの多くは子育て世代ということもあり、希望があれば土曜や日曜休みも可能。学校行事などで数時間だけ業務を離れるといった急なシフト変更にも対応できるようにしました。
もともと事務職だったという女性ドライバーの渡邊さんも、「日勤、日曜休みOK」と書かれた募集広告を見て応募。通常は16:30まで乗務ですが、子どもの送迎があるときは終業を1時間早めています。帰宅後は買い物や夕食の支度、洗濯などに忙しいものの「子どもとの会話は減っていません。むしろ増えているし、進んで家事を手伝ってくれるようにもなりました」と渡邊さん。「売上どうだったー?」と息子さんに聞かれることもあると、笑って話してくれました。

ドライバーの評価アップは 企業のイメージアップに直結!

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「タクシードライバーは接客業です」。そう言いきるのは、社長の佐野さん。そう考えたとき、ていねいな対応や細やかな気配りは「女性の方が得意な方が多いのではないか」と言います。実際に、会話の柔らかさや車内の明るい雰囲気についての評価も高く、特に女性や高齢者の乗客からは「女性でよかった」と言われることが多いそう。渡邊さんは「たとえ短い時間でも、なるべく楽しく過ごしてもらえるように心がけています」とにっこり。そんな対応が印象に残るのか、乗り込みの客から「先日もあなただったわね」と声をかけてもらうこともあるとか。「覚えていてもらえるのはうれしいですし、やりがいにも繋がっています」。

地域活性、インバウンド対応を見据えた 「観光タクシー」事業の推進

富士山や白糸の滝など、有名な観光地の多い富士・富士宮エリア。インバウンド需要の増加も踏まえ、行政のバックアップを受けながら観光地をタクシーで巡る「観光タクシー」を当該エリアの事業者全体で推進しているそう。現状では男性ドライバーがほとんどですが、近い将来には女性の観光タクシードライバーの誕生を目標に、養成を進めていきたい考えです。

担当者からひとこと

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代表取締役社長 佐野充弘

「人」がいなければこの仕事は成り立ちません。それぞれの働き方に合わせた勤務体制を整えるとともに、タクシーは接客業ととらえ、より女性が活躍できる環境整備に努めてまいります。

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