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いきいき職場づくり先進企業視察研修 深澤電工株式会社

概要

10月22日に駿東郡長泉町で電子部品の製造業を営まれている深澤電工株式会社様での視察研修を行いました。

(内容)
(1)オリエンテーション
(2)講演 
代表取締役社長 深澤好正氏
(3)社内見学
(4)質疑応答
 

誰もが働きやすい職場づくり

オリエンテーションとして、コーディネーターである中小企業診断士の富田哲弥氏から研修のポイントなどを伺いながらのスタートとなりました。

続いて深澤社長による講演が始まりました。同社は先代社長により1962年に創業。昨年1月に第2工場の「ジャスティス桜堤」を新設。「ジャスティス」は「正義」という意味で、正義を貫く会社になろう、真面目にやっていこう、という思いを込めて名付けられたそうです。

同社の社訓「私達の働きと 私達の力で 私達の生活を豊かにし 社会に貢献し 社業の発展に努めます」は、深澤社長と先代の社長が作りあげたものです。
税金を納めたり世間に役立つ製品を作ったり、障害のある方や高齢の方の雇用により、地域を守ることで社会に貢献し、自分たちの会社を守っていこうという思いが込められています。

「働きたい人にはいろいろな環境をつくる、来るもの拒まず。それが企業に課せられた義務だろうと、私はそう信じ込んでいます。」と深澤社長。
同社では、障害のある方、高齢の方を、「ちょっと体の悪い人」、「ちょっと年の多い人」と呼んでいます。「障害者」や「高齢者」という呼び方をしないのは、平等に分け隔てなく接するという意識からです。

現在、社員は18歳から76歳までで61人、うち障害のある方は10人(雇用率21.3%)、高齢の方は15人(雇用率24.6%)です。
社員の生活や体調、体力を優先し、勤務日や勤務時間の制限をしていません。現在、一番短い方は週2日、5時間勤務だそうです。

仕事の割り当て方にも工夫があります。事例の1つが、障害のある方と高齢の女性がペアになって企業のトイレ清掃を行う「天使のお掃除事業」です。5S活動の経験を活かして事業化したものだそうです。個人の特性を活かして、チームワークで仕事をすることで、働きがいや達成感を感じることができ、それが雇用拡大、売上げ拡大につながることを目指しています。

社内の設備にも様々な工夫をしています。エレベーターやスロープの設置、移動をスムーズに行うためキャスターの取り付けなど、バリア・フリー化を図り、どんな方でも働けるように環境を整備しています。

5S活動の徹底

5Sとは「整理」、「整頓」、「清掃」、「清潔」、「しつけ」の頭文字の5つの「S」をとったものです。同社では徹底的な5S活動を推進しており、その取組を視察するため、年間約600人もの方が工場見学に訪れるそうです。

社内に一歩足を踏み入れると、まず塵一つない圧倒的な美しさ、清潔さに圧倒されます。
清掃は朝、昼、晩の3回。清掃の基本は、「はたいて、吸って、拭く」。出社すると窓を全部開け、ブラインドを上げて、掃除機で吸います。

5Sの効果には「直接効果」と「間接効果」があります。作業効率の向上やコストの削減という直接効果はもちろん、間接的な効果も非常に多く、セールス活動のアピールにつながったり、自主的な改善能力が向上したりと、様々な効果があるといいます。社員の皆さんによる地域での清掃活動も社風として定着しています。

5Sとは単にきれいな職場をめざすだけでなく、5Sの取組が生産性の向上、生産品質の向上、安全で快適な職場、活発なコミュニケーションにつながり、会社存続の売上利益を上げる、とその考え方や効果について深澤社長は説明してくださいました。

「5Sは会社存続のための活動であると私はそう信じ込んでいます。5Sなくして経営はできないと思っています。」深澤社長の5Sに対する強い思いを感じる言葉です。

職場活性化の取組

同社では、その他にも社員の意欲を高め、活力ある職場づくりを進めるため、様々な取組が行われています。これについては田中顧問が説明してくださいました。
 
取組のベースとなるのが、「方針と目標管理」です。年1回の方針発表会で「社長方針と目標」に基づき、各部署と委員会では目標を決めて発表します。同社では目標達成のために「目標管理表」により定期的な支援を行っています。

また、その方針や目標に基づいて行なわれる職場活性化のための様々な活動があります。
5S活動の促進のため、現場の問題点の改善を促し、支援する「環境整備委員会活動」や、社員が改善活動の結果を提案し、その審査や活性化を促す「提案委員会活動」を実施されています。
 
「人材育成」や「国家検定挑戦への支援」にも力を入れています。「お客様の信頼を得られるいい商品を作って優良企業になっていきたい」という思いから、高齢の方、障害のある方も平等に教育しています。また、社員の国家検定へのチャレンジを後押しするため、検定費用や材料を会社が負担しています。

その他、上司、部下や同僚に感謝の気持ちを伝える「ありがとうカード」の取組や「お花見会」や「チャリティマラソン」などを親睦会の行事として行っているほか、社員の誕生月には、朝礼で記念品を贈って全員でお祝いするなど、社員のコミュニケーションを活性化する取組が行われ、職場の活性化が図られています。

社内見学では、5Sの徹底された社内と工場内を案内していただきました。
隅々まで清掃が行き届き、磨き上げられた社内。棚の中も整頓され、工具や、机の中の文房具まで全て置き場所が決まっていて、分かりやすく表示されています。

また、エレベーターの設置や段差のない床など、バリアフリー化が図られ、誰もが働きやすい環境づくりが徹底されています。

総務課の社員の机に接するように、少し小さめの事務机と丸椅子が置かれていました。伺えば、深澤社長の執務スペースなのだそうです。いつもここに座っていますと、こともなげにおっしゃる深澤社長。様々な特性をもつ人を受容し、活躍の場を作り出してきた深澤社長の、謙虚で温かなお人柄を感じさせる一幕でした。


概要

10月22日に駿東郡長泉町で電子部品の製造業を営まれている深澤電工株式会社様での視察研修を行いました。

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